はいはい・ねお

私の腕をカタパルトよろしく足蹴にしてのハイハイに成功。
1m移動するだけで汗だくになり、そのまま昏睡。キミ、全力出しすぎ。人生が片道切符、でも入場券みたいな。

移動に時間はかかるし、必要なものが多すぎて全くエコではない。
しかし、自分もここから始まったのだな、と思うといろんなことに頑張れるような気がする。
1年頑張れば独りで立てるようになる。たぶん、それは大人も子供も変わらない。
ただ、子供は誰かを喜ばすために立つわけじゃないし、立てないかもとは思ってもいない。転ぶときも盛大に転ぶ。それなのに、次の瞬間にはまた立とうとしている。
大人になるとその愚直さが失われてしまう。少なくとも私はそうだ。できない理由はいくらでも考えつける。


今はハイハイすら満足にできない我が子だが、いつかは立ち上がる時が来るのだろう。
その時、私の目線は子供と同じ位置にあるだろうか。
できれば、いつまでも見上げられる対象で在りたいとは思う。