漸次衰退

知るという事は弱くなることだ、と言ったのは誰だったか。
例に漏れず、我が子はどんどん弱くなっております。
今日は、昨日まで転がして遊んでいたボールが苦手になりました。


実家の母上は
「何度かぶつけてしまったが、特に泣きはしなかった。私は関係ない」とのコメントを残されており、因果関係を完全に否定。
が、私は彼女が子供が嫌がるかどうかを確認するために冷静にぶつけているところをちょうど見てしまいました。賠償請求で何か買わせようと思います。


そんなわけで、できることと同時に弱点も日に日に増えている気がする。
恐れを知らないのと、怖くて身動きがとれないのとではどちらが良いのか。
世話する立場から考えれば後者だけれど、私は親で世話をするだけの立場ではない。
自分で選択できるようになるまでは、あえてこちらが排除する必要はないと思う。
だから、明日からもボールを使って遊ぶし、ぶつかることもいとわない。


ただ、母上を苦手になった場合はどうしよう。
母上の選択の結果は母上に責任をとっていただく以外にあるまい。
それが大人と子供の違いだろう。