子供には歯がない

歯がないときの笑顔はとても可愛いものだ。
大人に歯がなければ大変気持ちが悪いのに、どうしてこんなに可愛いのか。
おそらく口が小さいからだろう。そうでもないと思われるならば、小さい口にびっちり歯が生えているところを想像すると良い。魚か。
大人の場合は、生えていることに慣れているためかな。


さて、子供に歯がないのはなぜだろう。
乳を飲むから必要としない、というのは当たり前だが、もし乳が出なかったらどうするのか。黙って死ぬのか? 死ぬよね。
それに食事は歯だけの問題ではない。消化器系も未発達だから食べても吸収しない。
そう考えると、代わりに育てるのが大変難しいのだなと感じる。
回りに乳がなければその時点で駄目なのだ。よく生き残ってるな、人間。繁殖力が強いからか。


その割に、現在は少子化が叫ばれている。個人的には当たり前のこと、寧ろ世界的には必要なことのように思うけれど。
ただ、叫んでいる人間は子供が欲しいわけではない。だいたいにおいて大いに叫ばれるような場合は、そうなると都合の悪い人が結構居るというだけだ。
省エネが最優先ならば、人口を減らすのが一番の近道だ。誰も居ないところに電力を供給するというのなら別だが。どんどん増やしてどうしようというのだろうか。米だって減反しているのに。無理をしてでも、増やした方が得をする人がいるということの証明だろうか。
さて、我が子は刈り取られずに済むのだろうか。