赤子の悩み

兎に角苦情が長い。
訴える回数は多くはないのだが、やたらと長い時間唸り続けておられる。
やんごとない身分の赤さまであらせられるので、ご不満の唸り声を上げられる度、身分の低い私は電光石火で駆けつけねばならないのだ。
まあ、大概乳やってゆすって遊んだら寝るのだけれど。
しかし、それにしても苦情の呻きが長い長い。
長鳴鳥もびっくりして泣き声が出なくなるくらい長い。
確かに訴える手段がそれしかないのだから長くもなろう。


だが、それが成長しても止まらなかったら。
呻きが、暴力に変わったら。


どちらにしろ早めに対処しておくに越したことはないようだ。