成長に伴う痛み

早いものでもう四ヶ月が経つ。
6㌔を越えたのだから、二倍以上に成長したことになる。
このペースでいくと二年後には百㌔を越える。
落ち着いて見守っていこう。


その成長に伴って筋力もすごく増した。
ものが握れるようになったし、首も据わった。
うつ伏せでも顔を上げられるようになったのだから大したものだ。
大人であれば腕立て百回には相当するのではあるまいか。


そこでふと気になったのは、奴らには筋肉痛はないのだろうかということだ。
筋肉は破壊されて後、再生の際に強くなるのは周知のことだが、奴らは例外なのだろうか。
もし例外でないとしたら、奴らは無邪気な笑顔の下に非常な苦痛を隠しているということになる。
初めてガラガラを掴んだからといってその手を激しくゆすろうものなら、翌日は死にたいほどの筋肉痛に襲われていても不思議ではない。
案外夜中の大泣きなんかは、成長する筋肉の痛みに耐えかねたのではなかろうか。


まあ、あのたぷたぷの腹では説得力が無いけれど。