偽装特訓

年末になると各園で発表会が発生する。
さすがに同じ地域なので被ることはないのだが、毎週娘たちの発表会で家事がはかどって仕方ない。お義父さんたちが泊りに来るって言うし。
流石師走。容赦ない。


娘2は初めての発表会が楽しみで仕方ないらしく、いろんなところで出し物の披露をしていた。
ただ、不思議なことに毎回出し物が違うので、いったい本番では何をやるのだろうと疑問に思っていた。忍者? アナ雪?
答え:どっちもやらねえ


まさか東京ウギウギ(原文ママ)とはなあ。ほとんど披露してなかったじゃん。
一番披露していた「すわるでごじゃる!」(シュタッとしゃがむ)は他所のクラスの出し物だった。あと、正確には「忍者でござる!」だった(そりゃそうだ、座るのは技名じゃない)


さらに残念なことに東京ブギブギ(原文ママ)よりも完璧に振りを覚えていた。
もう、男の子の組に入れてもらいなさいよ、キミ。


娘1は演奏で木琴担当に志願したらしく、親としては危険が危ない(動転中)
一人しかいないので、失敗したらめちゃくちゃ目立つからなあ。
そこで、どこからか家人が調達してきた木琴と、ネットからダウンロードしてきた楽譜でで連日連夜の大特訓。
ホントにコップ一杯分くらいは涙を流してると思う。
それほど親子で真剣に取り組んだ。


そして、さあ本番。
前夜に高熱を出し、解熱剤が効いているとはいえ青い顔の娘1。
わがこと以上に緊張しながら見守っていると、驚くべきことが起こった。
なんてことだ。信じられない。そんなまさか。
演奏方法がやってた練習と違う!
ちなみに娘1は上手に演奏していた(私たちが教えていないとおりに)


公平を期すために楽譜が配られない仕様だったのがそもそもの原因ではあるのだが、途中で言おうよ娘2。泣いてまで裏拍がんばらなくて良かったのに。


来年もこんなスペクタクルが待っているかと思うと、今から録画待機する以外にあるまい(娘2の再生リクエストに応えながら)