譲り合う気持ち

今日も今日とて果物争奪戦が勃発。
食後にデザートがつくから、うちの娘1はまるまるちゃんなのであろうか。


本日の争奪対象はいちぢく。
娘2は早々に戦線より離脱し、みかんへ移行。
いちぢくに目がない家人には、家内平穏のために無条件で進呈しておく。食い物の恨みは恐ろしい。
残り1つを娘1と争う形になるのだが、さすがに大人パワーで強奪するには私には分別がありすぎる(争っている時点でどうか)
食べてよいよ、と譲ろうとした矢先、
「とーちゃん、半分こしような!」
とのやさしいお言葉を賜る。いい子に育ったなあ。自分の子じゃないみたいだ。


その気持ちだけで十分だと感じた私は、
「いいよ、食べなよ」と言うのだが、「半分こする!」と言って聞かない。
で、皮を剥いて、いざ分けようとする段になって娘の動きが止まった。
果肉が柔らかくて分けづらいのかと見ていると、
「……気持ちだけでもいい?」


見事な食い意地の勝利であった。食い意地強い(確信)
つか、与える側が言うなよ。
結局は家人にもらった。
人間はかくも弱いものであるよなあ(詠嘆)