時計のある風景

娘1に時計の読み方を覚えてもらおうと画策中。
ボタンを押したら時刻を読み上げるおもちゃまで買い与えての全力対応。
「1のところに針が来たら何分?」
「1時!」
先は長い。


で、日常から時刻を読むことに親しんでもらうために時間を区切って遊んだり、ごはん食べたりするようにしている。
お風呂に湯を張っていた時、5分になったら教えてとお願いしてみた。
「5分?」
「長い針が1に来たら5分だよ」
不安に思いながら皿洗いをしていると、
「いち来たらごふん! いち来たらごふん!」
と念仏を唱えている物体が一つ。しかも、なんだか知らないが飛び跳ねてお知らせしている。新手の鳩時計かもしれない。


面白いなあ、と思いながら皿を洗い続けていると、飛び跳ねながらもなんだかもじもじし始めた。しばらくして、私のところに近寄ってくるなり、
「トイレ行ってくるから とーちゃん代わりに時計見てて!」
と、言い捨ててトイレに駆けてった。
仕方がないので皿洗いを中断して時計を見守っていたんだけれど、え、なんか本末が転倒してね?


時計の見方より先に教えるべきことがあるのではないかと悩む一日であった。