ゲーム力

娘1が順調にボードゲーム好きになっていっているようで何よりである。
スティッキーから始めた英才教育も、ようやくブロックスを途中まで並べられるくらいまできている。
あと半年もすればカルカソンヌくらいできるんじゃないだろうか。いやいかん。焦ってはならんぞ、私。ゲームが嫌いになってしまったら何にもならないのだから(上級変態)


という深謀遠慮が、本日家人の大人気ないカルタ5連取により木端微塵にされかけるなど。
オイ、なにしてくれとんねん(真顔)


子供相手に本気を出すことのデメリットを懇々と諭した後、「今の子はゲームができない」という話になった。
たしかに娘1の同級生にも、そういうゲームに参加しない子がいる。
私は他にも遊びはたくさんあるんだしそうなるだろうと思っていたが、家人にとっては驚きだった様子。


ゲームができないを要素に分けると「順番が守れない」「ルールをねじまげる」「負けることができない」になる。
まあ理解力の問題もあるのだが、個人的には最初からできるわけないと思っている。特に最後のなんかは大人でも難しい。


「順番」については今娘2にスティッキーで教えているところだ。

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まあ、ほっとくと好きな順番で好きな本数抜くので、とりあえず順番だけは守らせている。サイコロを振るまいが、違う色を抜こうが好きにさせていて、だいたい娘1が理不尽だと怒り出す。
たぶんこれが身に付くのに半年くらいはかかるだろうと思っているが、保育園とか行き出したらもっと早いかもしれない。


二番目の「ルール」については今娘1に少しずつ文法を習わせているところ。ただ扱いが少し微妙で、子供のゲームの目的である楽しむことが達成できていればまあよしとしている。
例えばブロックスは同色の辺が接しちゃいけないのだが、どうしてもここに置きたいと主張された場合は折れることにしている。まあ、まだ得点計算のところまで集中力は持たないのだが。


最後の「勝ち負け」についてはまずボードゲームを好きになってもらえないことにはどうにもならない。
だから現在は喜んで接待プレイ中である。
勝負なんだから手を抜くのは失礼という向きもあろうが、私の勝負はそこにはない。娘が一人前のボードゲーマーになってくれることが私の勝利条件なのだから。
負けん気を育てる? 大丈夫、一人前のボードゲーマーで負けて悔しくない人間なんていないので。


と、これくらいの段取りを踏んで洗脳中である。たぶんこの熱心さを他のところに振り向けたほうが良い。でも、本気で好きになってもらおうと思うならこれくらいは必要なんじゃないかとも思う。
サンプル数1の実験なのでこれが正解では断じてないが、まあ成果は出ているので多少は参考になるかもしれない。
そんなにゲームをさせたい親がいるとは思えないけど。


しかし、させたいことがボードゲームでよかった。
勉強だったら一体どんな段取りを踏んだらいいか途方に暮れるところだったよ。