もっと祝ってくれ

娘1が無事4歳に。めでたい。
本人曰く、「もう5歳やしな」だそうなので生暖かく見守っていきたい。
「次は何歳?」「もうおしまい」
……良い、人生だったな……。


誕生日になると幼稚園でお誕生会を開いてくれるらしい。
それを心底楽しみにしていた娘1は素晴らしい速度で着替えを終えていた。いつもは惰眠を貪りたがるのに。
毎日誕生日なら起こすのが楽で良いのだが。ケーキの食べ過ぎで死ぬけど。


幼稚園に着くと園長先生が迎えに出てきてくれた。
いつもは担任の先生なので不思議に思っていると、急な体調不良でお休みとのこと。もちろんお誕生会の準備もできてない。
園長先生が申し訳なさそうに、
「お誕生会 明日でも良いかな?」と尋ねたところ。
ぽろりと涙が溢れ出し……


めちゃめちゃ大泣き。
とりつく島もない。あまりの泣き声に他のクラスの先生まで出てきた。


なんとか宥めすかして今日はお誕生日おめでとうの歌を歌うことで妥協させる。やれやれ。
誕生日なんて私たち大人にとってはつい忘れてしまうくらい軽いものだけれど、子どもにとっては人生の一大事。明日なんかじゃ代替えは効かないのだ。
なので家ではめちゃくちゃお祝いした。生まれてきてくれてとても嬉しかったんだよと真剣に伝えた。


まあ、本人は「おもちの方が好き」っつってケーキ残してたけどな!
来年は色とりどりのまんじゅうにロウソクをブッ刺す所存。ザ・和風!