こころある一言

家人が義母上に電話してダメージを受けるの巻。
最近の子どもの体調不良に関して、お風呂の入れ方だのにいろいろとご指導ご鞭撻を賜ったらしい。
帰ってきたら精神装甲がぺらっぺらになってた。なでなで。
まあ、一番心配してるのは私らだって言いたくもならあなあ。なんとか我慢したらしいけど。
善意だから余計に性質が悪いんだよなあ。


こういうのに遭遇するたび、親はいつまで経っても親なのだなと思う。
百キロを越える物理的距離もなんのその。いつだって子どもを教え導く立場にいる。
でも、昔っから言うじゃないですか。遠くの親戚より近くの他人って。いはんや肉親をや。
電話になるときつく聞こえるしね。


指導ってのは日常の積み重ねがないと全く通用しない類のものだと思う。
どんな金言も遠くからでは心の壁を通過しない。上からでは反発しか覚えない。
すぐ近くで、相手の隣からでも怪しいところなのに、なんで自分の忠告だけは伝わるなんて誤解をしてしまうのだろうな。


娘たちにはそんなふうにはしないでおこう、と心に誓うもきっと電話すらかかってこないという冷たい現実に思い当たりそっと思考を中断。ちょっと泣く。
がんばって考えてるんだよ、これでも!(誰にも届かぬ男親の叫び)