大きく口をあけて

燃え上がれ、私の自立心!
ということで、娘2が自分でご飯を食べると絶賛ハンスト中。私がうやうやしくも差し上げると、もれなくぶべらと吐きやがってくださる。滅せよ。


しかし、子どもにご飯を食べさせたことがある人はわかると思うが、食べさせるのと食べるのを手伝うのでは手間が万倍違う。
こちらのタイミングでことが運ばないし、手助けし過ぎでも機嫌を損ねて、食卓が大爆発する。もちろん手伝わなさ過ぎてもできなくて大爆発。
押しても引いても駄目。八方ふさがり逃げ場無し。
このような理不尽に際して、全ての食材を口に突っ込んでガムテして不貞寝したいと思わない親がいるであろうか(反語)


まあ、最初っからできるわきゃないので、当然必要な通過儀礼だと理解はしている。しかし、飛び散る米粒にニコニコとしてはいられないのもまた人情。
こうピカーンとスプーンの使い方を閃いて修得してはもらえないものだろうか(軽度のゲーム脳障害)


本人もできないという自覚はあるのだろう。本日彼女のちょっとした努力に気が付いた。
そろそろと口元にスプーンをもってくると、くわっといつもより大きく開けていたのだった。まさにくわっ!て感じで思わず写真を撮ってしまった。
努力のポイントはそこじゃねえ、と思いつつも、がんばりっぷりを見てると肩の力が抜ける。


こういう子育てで嫌だなって思ってたところが楽しみに変換される瞬間が好きだな。
いらいらさせられつつも、救われているのは私自身なのだと感じる。