いじめられている君へ

朝日新聞の一面にそのような記事が連載されていることを知り大変気分が悪くなったので吐き出す。
したり顔で子どもにこんな記事を差し出す親にだけは死んでもなるものか。


不愉快の理由は簡潔明瞭。
なんでこれ以上いじめられている人間が努力せねばならんのか。
趣旨としては逃げ場があるよ、死ぬほどじゃないよってことなんだろうが、私だったら責められているようにしか感じない。


変わるべきはいじめている側と傍観者だろうに。
民族浄化されてる人間に「祖国を蹂躙されているあなたへ」とか言うのか。莫迦らしい。
さっさと個人の尊厳を損なう行為に名前を付けて罰則を設ければ良いのに。
いじめなんていうファジーな言葉を使っているから人によって想定される程度が違い過ぎるんだよ。


新聞の一面を割くのであれば、いじめをやってるとこんな不幸がありますってのを実名でさらして欲しいものだ。
地域でハブられて引越ししたとか、進学先で友達いなかったとか。
まあ、誰も名乗り出ないんだろうけれど。


うちの子がいじめられたらどうしよう、というのは考えたことがある人が多いに違いない。
逆にいじめたらどうしよう、だとぐっと数は減る気がする。
そして、一番難しいのは傍観していたらどうしよう、だ。
正直、突っ込めとは言えない。でも、言わなきゃならないんだよな。
「しんどいけど一緒に突っ込むから。ほっといたらあれだよ。10年後くらいにふと思い出して超絶嫌な気分になるから」と正直に伝えよう。


正しい親ってきついね。
さあ、覚悟を決めておこうか。いざって時に日和らないように。