あるいは切実な行為

前から丸いなあ、と思っていたうちの子。
うすうす食べ過ぎじゃないかと懸念を抱いていたが、双子ちゃんとの食べっぷりの差に食べ過ぎの確信を抱く。
昼ご飯食べた後でも、いちご大福ぺろっと食べたもの。さらに「そのふわふわも食べていい?」とシフォンケーキをねだるなどした。
飽くなき食への探究心にめまいがする。双子ちゃんはいちご部分くらいしか食べられなかったのにな(それもどうかと思うが)
制限はしないけど、間食はちょっと注意しよう。


ご飯の時にはきちんといただきますを言う。
最近、揃う前に「食べていい?」と聞いてくるように。
別に構いはしないのだが、区切りはつけないといけないので準備できるまで待つよう伝える。


お箸を並べていると口をもぐもぐさせていることに気付いた。
待てなかったか。
「いただきますしてからだよ」と言うと、「食べてない」と答える。
いや、口動いてたし。思わず「食べてるじゃない」と強い声が出た。
口を開ける子ども。
確かに、何も入ってない。見間違いか?


皿を並べていたら、やっぱりもぐもぐしている。
それみたことか、と身構えた瞬間、違和感に気付く。
目の前の皿からは何も減っていない。
しばらく横目で見ていると、ちゃんと口を開けもぐもぐと食べている、ふりをしていた。
禁断の技エアごはん。あまりのみじめったらしさに親が落涙すると評判のあれ。知っているのか雷電


ええ、ええ、先に食べさせましたとも。
仕事が押してなかなかご飯が食べられない人は、一度試してみると良いのではないだろうか。気付かれても止めない強い心が成功の秘訣。
多分、長いお休みをくれると思うけど。