お前は私のなんなんだ

「おかえりー」
「ただいまー」
「ご飯先に食べてるから」
「うん。もちろん良いよ」
「仕事着じゃご飯食べられないから先に着替えてきてね」
「はい」
「今日、仕事どうだった?」


までが帰ってきたときに上の子とした会話。
あれか、私のお母さんかキミは。


文字に起こすとあまり不自然に見えないが、実際はもっとたどたどしいので笑いを誘う。
家人ともそんな会話した覚えがないのにどこで覚えてくるんだか。
別に家庭をお持ちなのだろうか。
と、父さんは認めないからな!(頭の悪さを)


下の子は下の子でぶーぶーとご飯を吐いて帰宅を歓待してくれる。
少しばかり嬉しくはあるが、そんな出し物はいらん。


帰宅を喜んでくれている内が花なのである。
この思い出で20年くらいはやっていけるのだろうと思う。