親の未熟が、子に報い

なかなか子どもが寝付かない場合、どうすれば良いだろうか?
絵本は読んだ。子守歌も歌った。
無理して寝なくても良いじゃないという宗派が在るのは存じているが、残念ながら改宗するつもりは無い。規則正しくうつらうつらしく(自分が眠いだけかい)


そこで『ねないこだれだ』よろしく、オバケがくるよ、と脅してしまった。
結果的にこれが悪手だった。


不安になってなかなか寝ない。
「こわくないよ おばけ こないよ」と、しきりに主張する始末。
もちろん突然起き上がったりして寝ない。窓をすごい気にする。
わざわざ口にするということは、めちゃくちゃ怖いということである。
「大丈夫、大丈夫だから。オバケが来てもやっつけるから」
と、固く約束して漸く眠りについた。


心ある親ならば、こんな台風が近付いている日に子どもに脅しをかけてはいけない。
ちゃんとすっかり晴れ渡った夜に脅さないとな。
ただ、寝小便を垂れても文句は言えないが。