謳おう この駆け出すほどの歓びを

本日の夕方の散歩にて、子どもが初めてバッタの捕獲に成功した。
親が捕らえたやつを路上に放置し、捕らえられるまで追っかけさせるという子猫育成作戦を流用。いや、バッタは食べないけども。


捕まえたバッタをこぼれんばかりの笑みを浮かべ、私に向かって見せに来る。
くしゃくしゃと頭を撫でてやると、バッタを掴んだままあさっての方向に駆け出して行った。
「できた」という歓びが、全能感が、全身を駆動させずにはいられない。
わけもわからない熱情が喉から音になって溢れ出る。
でも、掲げた拳にはしんなりしたバッタ(台無し)
何事にも犠牲はつきものだが・・・・・・。バッタ、ごめん(合掌)


こういう瞬間に立ち会えるから子育はやめられない。
いや、やめちゃいけないのだけど。
散歩の帰りに繋いだ手のひらはまだまだ小さい。
でも、ぎゅっと握ったらもう驚くくらいの強さで握り返してきた。
・・・・・・バッタ、ごめん(再反省)