奪い合い銀河

タオルケッターは季節に関係なくタオルケットの海に沈み、精神の安寧を得る。
それはもう自然の摂理。太陽が東から昇るに等しい。約束された安住の地なのだ。


そして、事件は突然だった。
いつものように仲良く子どもと寝ていた。しばらくぶりに同じ布団で寝ようかとタオルケットを被ったら、子どもが無慈悲に私とタオルケットを引き離した。
そのうえ、大声で自分の所有権を主張して止まない。何度被りなおしても引っぺがされる。
おい、さっきまでそれ「とーちゃんの」って呼称してたじゃないか(余裕&大人気ゼロ)


これが世に言わない第一次タオルケット戦争である(何度やる気だ)
下の子が起きるでしょ、という家人の仲裁(?)により一時停戦となったが、私は決して諦めない。タオルケットを貪るその日まで!


いつか子どもの隙をつき、タオルケットの端っこを被って一緒に寝たいと思う(低姿勢)