使命感

日曜日に義兄の結婚式がありまして、我が子が新婦の手を引くという大役をおおせつかった。お嫁さんが結婚式当日に家にくるときの風習らしい。
前日に新婦の写真と白無垢の写真を見せ、「おねーちゃんと手を繋ぐ」ということをみっちり事前学習させた。
子ども自身、写真を見終わったあとも「ねーちゃ」「てっ」と復習に余念がない。というか寝るまでずっと言っていた。親より真面目だ。
ただ、それでも本番になったらきっと怖気づいて歩けないのだろうな、と思っていた。


しかし、朝四時起きという逆境にもめげず無事に任務完了。
その成果に満足してもう結婚式出なくてもいいかなって思ったくらいだ(寝不足注意)
終わった後も嬉しげに何度も報告するので、何度も褒めた。
本人もいろいろと思うところがあったらしい。よかったよかった。


初めての結婚式は流石に長くて、途中で機嫌が悪くなったりもしたけれど、キラキラした衣装やら、デザートのイチゴやら、テーブルに飾った花々やら、ケーキのイチゴやらに目を奪われてとても楽しそうだった(ある意味いつもどおり)
黄色のドレスが大変気に入ったらしく「きおっ ふわっふわー」と何度も言っていた。


で、2夜経った現在も「ねーちゃ、てっ」「きお、ふわぁ」「はな、あかぁい」と事あるごとに言っている。もう褒め疲れた。
どうやら印象に残りすぎたらしい。
実は今週の日曜に実弟の結婚式があるのだが、結婚式が始まったとたん、突然子どもが花嫁の手を引いて逃げだしやしないかと心配でならない。
※パブロフは用法用量を守ってお使いください。