どんぐりころころ

幼児はどんぐりに楊枝を1本突き刺しただけで半日遊べる。
独楽のようにクルクル回したり、放り投げてコロコロ転がしたり、グリグリ顔に埋め込んだり(用法用量をお守り下さい)
恐ろしい効率の良さだ。2本刺したら1日いけるんじゃないだろうか(理屈バカ)
まさか、730本刺せば1年間も!(逆にいけるかも)


転がるといえば、ボール遊びが好きになった。
投げることはできないけれど、前方に放り出したり、蹴ったりするようになった。
ぎりぎり抱えられる大きさのボールを、うんせうんせと運ぶ姿が可愛らしい。転がるボールをトコトコ追いかける姿は言うまでもない。
キャッチボールはまだまだ先のことだけれど、愉しさはお互い十分に届いているようだ。


しかし、まだ動きを予測することができない。目では動きを追うのだが、体がついていかない。
風に吹かれて転がるボールを「さあ捕まえよう」としゃがんだ瞬間、既にそこにボールは無い。「おっと私としたことが」と何もなかったかのように数歩進み、再びしゃがむがそこにはもちろんボールがない。
「おかしい。ありえない」と何かに気付いてはいるようだが、いつまでたっても捕まえることができない。
最終的に壁まで追い込んでから捕まえていた(賢い、のか?)


現実世界でアキレス&亀を見ようとは・・・・・・。理論上だけかと思ってたのに、本当に追いつけないなんて・・・・・・。
まあ、現実には壁がある。行く手を塞ぐことだって良くある。
理論上は追いつけなくても、結果的には追いつけたりもする。その逆もまた然り。
その塩梅は体と頭で覚えるしかないのだけれどね。