傾けば、それは

曾祖母の家にお泊りした。
初めてのわりに泣くことも無く、強くなったなあと実感。
お風呂も「ばばっ、ばばっ」と曾祖母をリクエストし、私はお払い箱だった。
ちょっと前まで極度の内弁慶だったのに、身内には強く自己主張できるようになったようだ。
まだ初対面の人とかだと駄目だから、内々弁慶から内弁慶に進化しただけとも言える。
この調子で立派な弁慶に、そして外弁慶を経て、最終的に銀河系弁慶を目指していただきたい。
さすれば名月もキミのものだ(駄目標)


お風呂に入る前に、カラオケが趣味の曾祖母の歌(録音)を子どもと聞いた。
知らない曲だがもちろん演歌。我が子にとっても初演歌ではなかったろうか。
そして、曲が始まると突然体を横に傾ける我が子。ハングオン
そしてそのまま団扇を片手にぐるぐる回り始めた。


曾祖母の歌で三半規管が!?
とは考えてみたものの、前奏段階でそれはない、と否定。
数十秒の熟考の後、これはリズムに合わせて踊っているのだと理解した。
リズムに合ってもなければ、踊ってもないけれど。


それに気付いて曾祖母と爆笑。
笑いが取れて気分がよいのか、ニコニコしながら傾き回る我が子。
あやしい踊りでMPを吸い取られ、みんな8時には寝てしまいましたとさ。