なすりつける

最近放屁に厳しい。
音が鳴るたび、ぷーぷー言ってくる。ガス警報機か、キミは。
あと、そこの空気清浄機も五月蝿い!(八つ当たり)
私は放屁なんかしない。家人がやったんだ! 家人が!(不在者に口無し、私に良心無し)


で、認めるまで言い続ける。
仕方がないので最後には、私がやりました、と自白してしまう。
そういうこともあるさとばかりにうんうん頷いているのが腹立たしい。何が悲しくておしめも取れていない人間に慰められなければならんのか。
だからといって脱ぎ捨てられても困るけど。


そこまで厳しく追求するにも関わらず、自分には甘い。ぷーっと鳴っても知らん顔。
ぷーしたよね、と問い詰めたら、なんと私のせいにする始末(たまに不在の家人のせいにも)
一体誰に似たのやら。多分、家人かな(良心無しアゲイン)


最後にはお互い笑って誤魔化す。
ぷーぷー言ってこそばせば、全てはなかったことになる。
こうやって真似て欲しくないところばかりが似ていくのが、親子の絆というものだろうか。


なんとなく どこが似るとは 言えないが やはり似てくる 親子の絆

匂いはすれど、姿は見えず。