二兎を追うものは

逃げ出す前に掴まえないと。


夜寝る前の儀式として絵本を読むことにしている。
もちろん自主性を重んじる我が家では選択制だ。たまに版形が大きいものを選ばれて腕が攣りそうになる。あと、はらぺこあおむしは寝っ転がってはすごい読みづらいので注意が必要。


また、添い寝要員としてグルーミーさんが雇用されている。
おはようからおやすみまで幅広く活躍してくれる彼には足を向けて眠れないほどだ(子どもはガンガン蹴ってるが)
最近、裸はどうだろうか、という雇用主の意向により制服着用が義務付けられた。ちょっとおしゃれになった彼の好感度はさらに上昇。
子どもはひと時も離れたくないご様子。


すると、必然的に寝室への移動の際に大荷物になる。
右手にグルーミー、左手に絵本。私が手助けしようとすると、唸り声を上げて怒る。自分で持っていかないと気がすまないらしい。


しまった。自主性を上げ過ぎた(ゲーム脳


降ろしては抱え、降ろしては抱え。
汗だくになりながら歩いていく我が子を見ていると、なかなか二兎は得られないものだ、と実感する。
寝てから風呂に入れるわけにもいかないしなあ(慨嘆)