頭隠れず尻隠さず

作業でしばらく放置していると、知らない間におもちゃをいれるバケツを被っていた。
生暖かい目でながめていると、あーあーうーうー言って、声がこもってへんになるのを楽しんでいた。
自分もやったなあ、と思いつつ、これを「ほらあなごっこ」と名付けることにした。
検索に引っ掛からないのはなぜなんだろう。同様の遊びが全国規模で開催されているはずなのに。
まあ、いいか。これ幸いとプロほらあにすととして育成していきたいと思う。


で、しばらくするといないいないばあに変化した。
一人いないいないばあだけれど。
傍目で見ていて、一人だけでばあとかやっているのが可哀想で仕方ない(どのクチがいうか)


ただ、重いのがだんだん嫌になってきたのか、バケツからコップがさねの大きいコップ。さらには、一番小さいコップへと、隠れる対象が小さくなっていった。
というか、小さいコップは顔の表面積の3割もカバーできてない。
つか、いないいなーいって声を掛けた時、明らかに私が見えてたよね。
おったーって言うけど、ずっと居たよね、私。
見えていても居ないことにするのが、いないいないばあの様式美なのだな。
そりゃミッキーやアンパンマンのきぐるみ見ても驚かないはずだ。


しばらくいないいなばあを続けていたが、突然近づいてきたと思ったらおしめ交換のサインをした。
見るとりっぱなうんちでございました。
どうやらこれはいないことにはならないらしい。
尻隠されても困るけれど。