カタカタ

どんなに実家の親に薦められようとも、断固として拒否し続けてきた歩行器と手押し車であるが、本日車6ヶ月点検に行った先のおばあさまに押し付けられて轟沈。
人が返事する前に車の中に運び込んじゃうのは無しだよなあ。
新車のメンテにいって、中古車を押し付けられようとは。
しかも、次の子どもが居るからまた返してねって言われてるし。
首をカタカタと縦にふるしか出来なかった自分が憎い。


でもまあ、貰ったものは使う。
ぶつけて家具に傷が付かないようクッションでしっかりガード。多い日でも安心(子どもの血の気が)
さあ歩け、と握らせてみたところ、見事なへっぴり具合。そういえば初物にひどく弱いのだった。


仕方ないので一緒に歩行する。
カタ  カタ  カタ。
音がして楽しいらしい。次第に早くなる。
カタカタカタ
そういえば、私が子どもの頃、なんで音がするのか不思議で、押しては横からのぞき、押しては横からのぞきを繰り返していたなあ(結局仕組みはわからない)


我が子はのぞくだろうか。遺伝しているかどうかを楽しみに生きたいと思う。
江戸の仇は長崎でとる主義なので、もちろんその時は涙をこらえてばらばらに分解してやるつもりだ。