久しぶり

隔離処置終了。
久しぶりに子供と対面した。
私が熱でやつれていったのとは対照的に、見事なまでにふっくらまるまるなお姿であった。
もち?


まあ、感動の対面も一瞬で終わり、後は追われるように遊び相手をさせられるだけだった。
子供にとってこの数日の別離は特別なことではなかったのだろうか。


淋しくあって欲しい、と望むこの感傷は私の都合の産物だ。
強い子供を喜べない弱い親の妬みだ。
子供のように心底再会を喜ぶだけの強さが欲しい。