成長
なにゆえ生き物は成長するのだろうか。
最初から完成品で生産するのはコストが高い。
環境の変化に対応するには余白を作っておくほうがよい。
では、なにゆえ成長は止まってしまうのだろうか。
人間に限らず、成長が止まってからの方が生きている時間は長い。
さらに言えば子育てが完了してもまだ生きている。
種に対して還元できることなどもう殆どないはずなのに。
それならば、ずっと成長しているほうが種としては望ましくないだろうか。
ただ、成長が止まらなければ私たちは子育てをしようとは思わないだろう。
可能性がある限り人間は自分に期待し続けられる。
主役は常に自分でいられる。
繋がない、仮託しない、見切れない。
立ち止まらなくても子育てはできると思うけれど、立ち止まったほうが子育てしやすいとは思う。
あとは可能性は無限とかいう思い込みを捨てること。
白紙は常に傑作の可能性を持つけれど、筆を握っているのは誰かを考えた方が良い。
あと、色を混ぜすぎると汚い色になることも。