カニ

「がおー こわいぃー」
これが初めて一杯の松葉ガニを見た娘2の感想である。


せっかくの貰い物なのに、あまりに怖がりすぎてなかなか身を食べなかった。
あと娘1が皿を前後に動かして怖がらせ続けていたのも問題だったと思う。
また、とーちゃんやかーちゃんがカニのハサミでしばしば突っついていたのも良くなかったのだろう。
家族総反省すべき点である。


しかし、足が食されていくにつれて怖がり度が減っていっていたので、恐怖はカニの攻撃力に比例するのだと観察される。
今後は娘2の気持ちを慮って甲羅付のカニは大人で処理していくことにしたい。大変残念な仕儀ではあるが致し方あるまい。
これは、断腸の思いでカニミソをすするものであり、大人の搾取などでは断じてないのであるからして。


なに? 娘1はおいしいからカニ好き?
いいからカニカマでも食べてなさい(境界例虐待水準)