ファイトいっぱつ

娘2がよく脚立や椅子に上って降りられなくなっている。
生まれたてのネコのようであるが、鳴き声が横柄極まりないので可愛らしくない。ぎえーぎえー言ってる。自業自得だと思うんだが……。


似た遊びのひとつに椅子に体を預けて両足を浮かせるというものがある。
娘1がよくやっているのをまねているらしい。
たしかにふわふわした感じとがが面白いのはわかる。
ただ、娘1と違うのはどうしたって椅子にしがみつくのに必死なところ。娘1ならばたやすく「ほら みてみてー」と親に言えるところが「ぎ ぐ ぎえーっ!」と叫ぶ羽目に。
親の責務として「いっぱーつ」と合いの手は入れてやっている。タウリン配合しすぎである。


問題は勝手に上りすぎて誰も助けてやれないところだ。
たまに本気で落ちて泣いていたりするが、ひとっつも止めようという気配がない。
恐怖心がないのか、はたまた三歩と覚えてられないほど鳥頭なのか。
遺伝的に後者な気がするのが困りものである、たぶん、きっと、そうだったはず(忘却の彼方)