大きなお風呂

正月の帰省中、子どもたちが義祖母たちと温泉に出かけた。
仕事があるんで残念ながら私は帰宅した後だったのだが、子どもは大層喜んだらしい。
もともと旅館の大きなお風呂にいたく感動していたのがきっかけなので、予想通りの反応とも言える。
まあ、気持ちはわかる。子どもにとっちゃアミューズメントパークみたいなものだ。


そして、温泉の素晴らしさをこと細かく教えてくれる娘1。
「お風呂でなー おへそに泡が入ったんでー」
ジャグジーの感想としてはなかなかに秀逸だと思う。だが、へそは見せなくて良いぞ。
「とーちゃんはなんでこなかったん?」
「とーちゃん、仕事があったからな。でも、一緒に行っても同じお風呂には入れないんだよ」
しかし、明らかに納得していない顔。そりゃそうだよな、家ではいつも一緒に入ってるんだもんな。
なので、丁寧に理由を説明しようと、
「とーちゃんは男だからね。女の人のお風呂に一緒に入ったら捕まってしまう。お風呂の中に男の人いなかっただろ? とーちゃんは入れないんだ」
と、語って聞かせたら、
「広いのに?」
と返された。
……そうだね、十分広いよね。ただ、物理的な問題じゃないんだ。


他の国だと虐待扱いになったりもするそうなんで、ちょっと一緒のお風呂は考えないといけないかもしれないな。
でも、そうすると運用が難しいんだよなあ。子ども放置して風呂に入ってるわけにもいけないし。