きっと、愛してる

なるべく子どもに好きだと伝えるようにしている。
一日一回くらいはできれば言っておきたい。まあ、朝夜どたばたして忘れたりもするのだけど。
私の記憶では親にそんなことを言われた覚えがない。
別にそれを批判したいわけではない。時代が時代だし。
ただ、現代はいろんなことで競争させられて自尊感情を削られる傾向にある。
自尊感情が低目になるといろいろ不都合でまくりなので、私の戯言くらいで持ち直すのならなるべく回復役を努めたい。比べてるのも私自身だったりはするが。


もう親の背中を見て育つ時代ではない。
生活の手段が家庭から切り離され、持って帰ってくるのは苦悩だけとなれば、仕事というものに良いイメージを持ちようがない。
逆に目の前にないものに親が一生懸命だと放置されたように感じるだけだろう。
そも、子どもに説明してイメージできるわかりやすい仕事の方が少ない。
背中を見たって何にもわからないのが実情だ。今日の出来事とかが浮かび上がる刺青でも彫ってるのなら別だろうけど(アップルのスマート刺青)


言ってると子どもも私を好きだと口にしてくれる。
言われたら嬉しくて、また返す。
たぶん、小学校くらいで子どもが恥ずかしがって言わなくなるだろう。
そこで負けない親でありたい。
恥ずかしがるのは子どもの仕事だ。大人は恥ずかしさになんか負けない(たぶん、きっと、おそらく)