コネタ2

泣き方が上手になった。
というか、かなり芝居がかってきた。
「突っ伏し泣き」の他に「泣き崩れる」「両手で顔を覆う」という技まで習得した。
特に泣き崩れる演技は必見。
すたすたと数歩あるいたと思ったら、糸が切れたかのように崩れ落ちる。そして、慟哭。吉本新喜劇か、キミは。


犬を見に行こうと散歩に誘うと喜んで外へ出た。
しかし、いつもと違う方向に進もうとすると、「なんでそっち? ばかなの?」という顔をする。
最近特に段取りに厳しい。
どっちからでも着くのだが、と思いつつ、覚えてるのか賢いねえなどと持ち上げてどんぐりルートへ。
どんぐりを拾いながらも、「わんわ、わんわ」と犬との邂逅へ期待を膨らませる。
犬の場所に到着(他人の家だが)
しかし、恐怖ですぐにバイバイを始める。邂逅は数十秒で終了。
このダンドリーチキンめ。


寝かしつけてるときに家人が寝室へ侵入。
こっそり静かに入ってきたのに、緊張からか痛恨の放屁。
むっくり起き上がると、「ぷーっ」とのたまい再び眠りに落ちる我が子。
高性能なガス警報機だこと。


すだちを果物と誤認している。
あげるたびに酸っぱい顔になるのだが、食卓に上がる度に必ず要求する。
すだちはいつか甘くなるのだと信じて疑っていないのだろう。
期待が裏切られるのはいつの日か。