誰そ彼刻

あまりにも暑いので散歩に行けない。熱い、熱すぎる(非誤字)
ただ、それでは子どもが承知しないので、夕方の日が落ちる一瞬の隙をついて外へ。


最近はチョークで落書きがお気に入り。と言っても描けるのはいびつな丸と縦線だけだけれど。
画伯自身はノリノリなのでそっとして置く。
私には蚊を追い払うという重大な使命があるのだから。


なので、子どもの描く絵なんか見てられない。
スキンガードをものともせずに襲ってくる蚊を千切っては投げ千切っては投げ。
あまりにそのことに必死になりすぎて、だんだん何のために外に出たのか良くわからなくなってくる。


あたりに闇が降りてくると、だんだんと子どもの顔が見えなくなってくる。
喜んでいるのか、怒っているのかさえもすでに曖昧だ。