守るべきルール

知人宅にて、そこの子供とボードゲーム三昧。
うちの子供は遊んでくれないので。
連れ合いは遊んでくれないことはないが、極度の負けず嫌いなので。
ババ抜きならばカードを引く際、なぜかカードを手渡されるレベルと言えばご理解頂けるだろうか。


しかし、子供は負けず嫌いである。
途中で投げたりすることはなかったが、当然のように自分が勝つまでやるし、すぐにバレるずるだってするし、飽きも早い。
自分もこんなだったろうか。
負けると本気で悔しかった覚えはあるが、特にごねたような記憶はない。多分自分に都合よく覚えているか、周りの大人が大人げあったかのどちらかだろう。


もちろん今の私は大人なので、子供相手に全力で勝ちにいくような真似はしない。
それとなく子供に華を持たせることも簡単だ。
ただ、なぜかちくりと胸が痛む。申し訳ないような気持ちになる。


単に私は未だに負けず嫌いなだけなのか、それとも、ルールを侵しているのか。
いや、そうではなく、本当は私が遊んでもらいたいのかもしれない。
守るべきルールはゲームの外にもあるのだ。気付いた人だけが守ることのできるルールが。